【along with her story】イラストレーター吉田静佳

2016年5月30日
Category - along with her story
Author - H.Bessho

GARGERYがよく似合う大人の女性アーティストにスポットを当て、リュトンを片手に、思い思いのストーリーを語っていただいています。今回は初めてイラストレーターにご登場いただきます。

吉田静佳さんと市ヶ谷のCafe&Bar TANGRAM(タングラム)で待ち合わせました。

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吉田さんは京都府舞鶴市生まれ。大学卒業後、出版社の編集アルバイトを経て、1998年にフリーのイラストレーターとして独立。書籍やパンフレットのイラストの仕事と並行して、動物のイラストの展示活動。東京を活動拠点にしていましたが、2012年に京都市へJターン。東日本大震災を機に家族の近くへ引っ越そうと、アトリエを京都に移したそうです。1999年より定期的に行っていた展示活動は、制作に集中するため現在一時的に休止中。最近では、ここタングラムの看板を制作。

不器用だからこそ、やりたいことができた

「物心ついたときから朝が弱かったことと、学校生活では集団生活に向いていないことを痛感して、自宅で自分独りでできる仕事しか選択肢がないと思っていました。絵を描くのがそこまでうまかったわけではないですが、他にできることがなかったので。
大学は、美術よりもやりたい勉強があって違う学科へ進みました。美術の教育を受けることなく、在学中から編集アシスタントのアルバイトをして、編集者さんやデザイナーさんからイラストの仕事について教わりました。そのまま、紹介だけでお仕事をいただくようになり、今、イラストの仕事ができているのは本当にラッキーだったと思っています。」

「また、幸いなことにお誘いをいただき、いくつもの展示を続けてきました。絵を描く仕事をしていても、編集者さんやデザイナーさんとはお話ししますが、実際に自分の作品を手に取った方の反応をみることはなかったので、恥ずかしい反面、とてもよい刺激になります。いろんな方との素晴らしい出逢いもありました。」

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「そして、初個展から毎年15年続けてきた、お世話になったギャラリーが閉廊になったのをきっかけに、現在、他の展示も一旦お休みしています。今まで考える間もなく走り続けてきましたが、これからはじっくりと制作の時間をとることにしました。ペースを落として今後も展示は続けます。」

「流れにまかせてここまできましたが、やりたいことができているのは本当に幸せだと思っています。人よりも不器用で、“他にできることがない”のがむしろ強みだったのかも(?)しれません。」

動物たちに逢い行き、そこで感じたことを作品で伝える

「仕事では、依頼されたものを、タッチを変えて何でも描くようにしています。例えば教材や実用書のイラストだったら、いかにわかりやすく説明できるか、広告のイラストだったら、この商品を必要としている方に少しでも商品内容が伝わるように…考えて描くのが喜びで、仕事は大好きです。」

「もともと描きたい絵などなく、生活の糧としてイラストを描いていましたが、誘われて展示活動をするようになり、依頼されるものではなく、描きたいものを描くとなったら、動物の絵を描きたい自分に気づきました。最初、タングラムのキャラクターでもある、くろねこから描きはじめましたが、それ以外では、おもに野生の希少動物を描いています。なるべく現地へ行って、実際に会ってきた動物を描くようにしています。最近は、国内では奄美大島へ行くことが多いですが、キツネザルに会うためだけにマダガスカルへ行ったこともあります。私が描くのはリアルな絵ではないのですけれど、デフォルメしても、その動物の特徴はとらえるように、また、背景の植生や空気感も大切にしたいと考えています。同じ地球にこんな動物が棲んでいるんだ、と、思うとわくわくします。実際に動物が棲んでいるところへ出かけて、自分が感じたことを伝えたい気持ちです。
仕事でも、作品制作・展示でも、絵を通じて何かを伝えることがライフワークだと思っています。」

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撮影取材中の吉田さん

「これからのことを少し触れると、今、タングラムさんとのコラボレーションでLINEスタンプをつくり、お店でその画展を開催することを考えています。また、2017年の話ですが、奄美群島を知ってもらうためのイラスト展を開き、奄美・東京・京都を巡回したいと思っています。」

 2016年7月1日追記:
 タングラムの黒猫LINEスタンプが発売されました。
 「よしだしずかのTANGRAM CAT」
 http://line.me/S/sticker/1291501
 黒猫がガージェリー・エステラで乾杯する可愛いイラストも入っています!
 

 

外飲みで、心を休め、心を通わせる

「基本的に家ではお酒を飲まず、外で飲みます。お酒は日常とは切り離したほうが、数段美味しく飲める気がします。仕事も自宅ですし、引きこもりの生活ですが、時折、こんなに家にこもっていてはいけない!と、ふらりと飲みに出かけたりします。夜型生活の私には、遅い時間に開いていて馴染みのマスターがいるbarはオアシスのような存在です(いま、近所にそういったbarがないのは残念)。」

「お酒の力は絶大だと思います。夜、リラックスして人と一緒にお酒を飲むのは、一緒にお風呂に入るのと同じくらい、裸のつきあいといいますか、心を開いた時間の共有ができるように感じます。気持ちの問題かとは思いますが、お仕事をご一緒する間柄などでも、お酒の席をご一緒したことがあるとスムーズにコミュニケーションがとれる気がします。」

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「そんなことを言いつつも、お酒は強くないのですが…。お酒への愛は強く、どんなお酒も大好きですが、ただ、お酒によっては残念なことに身体に合わないらしく、飲むとてきめんに具合が悪くなってしまいます。例えば防腐剤などの不純物が入っていると良くないようです。」

「基本的にはシングルモルトウィスキーなど蒸留酒をゆっくりと楽しむのが好きです。若い頃はジンやバーボンを浴びるほど飲んで、酔っぱらうのが楽しかったですが、今は美味しいお酒をゆっくりと楽しむようになりました。
飲み会などでは、お店によっては飲めるお酒がなくて、ウーロン茶しか飲まないときもあれば、1杯目から蒸留酒を飲んで、早々に気分がよくなっているときもあり…周りの人には、私が完全な下戸か、ものすごい酒飲みだと極端に誤解されているようです。」

タングラムでガージェリーと出逢った

「ビールは、味は大好きなのに、飲むと必ず具合が悪くなる飲み物でした。これまではコップ1杯も飲めなかったのです。タングラムでガージェリーを勧められて飲んでみたら、全く大丈夫だったので嬉しい驚きでした。冷たすぎる飲み物も苦手なのですが、ガージェリーは常温でも美味しく飲めるのですね。味わいながら、ゆっくりと楽しみたいビールです。正直で上質なお酒を飲むことは、穏やかな気分にさせてくれます。ガージェリーはどんな気分のときも、紳士的にやさしく寄り添ってくれる感じがします。が、やはり、ちょっと嬉しいことがあったときに飲むのが最高ですね。」

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「タングラムのマスターとは大学時代からの友人で、そんなご縁から、お店の看板制作の依頼を受けました。イラストの仕事はしていても看板制作は初めてだったので、材料から試行錯誤の連続でした。「丸い形の看板がいい」とのオーダーで、ウチにあったいまは使っていないちゃぶ台がちょうどいい大きさで、その木製の天板を再利用させていただいた手作り看板です。出来がよいとはいえませんが、私の手を離れても、かわいい子どものように思えます。
そのほかにも、店内に絵を飾っていただくなどしていますが、今後も看板キャラクターのグッズなどを一緒につくっていけたらと思っています。」

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皆様も是非、Café&Bar TANGRAM(タングラム)で、吉田さんの作品を眺めながらガージェリーを楽しんでください。タングラムLINEスタンプ、楽しみです。

では、タングラムのくろねことごゆっくり!

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>>吉田さんの近況はこちらで
吉田静佳どうぶつずかんBLOG

協力:Cafe&Bar TANGRAM

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