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新年はやはりおせち料理から – 浜松 割烹 弁いち

皆様、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
あまりにもいろいろなことがあった2011年。その衝撃、悲しみ、祈り、全てを記憶に刻み、新たな年、2012年をより良い年にしていこうではありませんか。

私のお正月は、今年も「弁いち」さんのおせち料理で始まりました。昨年に引き続き、素敵なおせちの紹介で今年のガージェリー・ブログを始めたいと思います。

弁いち2012

まずはおさらいから。「弁いち」さんの2011年のおせち料理はこちらです。2011年のおせちを弁いちさん自ら振り返られてのコメントは以下の通りです。

毎年少しづつ変化を加えていって、未だ進化を続けているつもりです。少なくとも一昨年よりは去年、今年はもっと美味しく・・・が目標です。

頭が下がるこのコメントにあるように、毎年少しずつアクセントが変わる弁いちさんのおせち。昨年と異なった献立を中心に、どうしても外せない私のお気に入りを紹介しましょう。
前回のおせちから、Twitterで調理中の写真が紹介され、各献立の手の掛けようにビックリしたことを覚えています。今回はそれに加えてFacebookでもリアルタイムで流れてきて一段と楽しませてもらいました。その画像とリンクさせながらいってみます。

息子さんの「伊達巻」が登場

今年の初登場は、息子さんの手になるという「伊達巻」。

弁いち2012伊達巻
試作に始まり、じっくり弱火で焼いて無事焼き上がり。甘さ控えめで、玉子の味がしっかりと感じられる一品でした。昨年から登場した「鴨ロースト」は娘さんの手になるそうですから、親子揃っての調理場かと。いいですねぇ。

「牛肉のしぐれ」

昨年はなかった献立の2品目は「牛肉のしぐれ」。

弁いち2012牛しぐれ煮
大鍋に入っている状態はかなり豪快ですが、綺麗に盛り付けられるとまた雰囲気が変わります。隣に見える梅麩が新春を祝い、酒が進みます。

「紅白膾」でちょっと口休め

おせちはどうしても濃いめの味付けのものが多いので、酒と共にちょっと口休めになるものが欲しくなります。そんな時、この「紅白膾」が絶好。

弁いち2012紅白膾
お祝い事には欠かせない献立ですが、今年、満を持して登場でしょうか。普段はめったに使わない・・・という弁いちさんですが、そのコメントの裏に職人としての自信が窺えますね。

ここまでの3品に加え、もう1品、昨年は入っていなかった献立が「冬子椎茸」。軸取りだけで1時間かかったという極上椎茸ですが、すみません、美味しそうな写真を撮ることができませんでした。。。黒一色は難しいです。

私のお気に入り – 「田作り」と「からすみ」

どれも美味しくいただける弁いちさんのおせちですが、私が絶対に外せないと思う2品は「田作り」と「からすみ」です。

弁いち2012田つくり

弁いち2012からすみ
「田作り」は、パリッとした仕上がりと噛んだ時にしみ出してくる旨味が絶品。素材の旨味に加え、おそらく秒単位でコントロールするのであろう仕上げ方にその秘密があるのかと。この境地に達するのに35年と謙遜されていますが、35年分の旨味が詰まっていますね。
最後は「からすみ」です。この「自家製からすみ」は私の一番のお気に入り。これと日本酒があれば、元日の至福のひと時は約束されるのです。

金婚たる酒
その日本酒、今年はこちら、「金婚」の樽酒です。新年のめでたい日にはやはり樽の香りが似合います。値段に関係なく気分を盛り上げてくれる樽酒をお供に、おせちを堪能した元日のひと時でした。

さあ、新しい年、2012年が始まりました。今年も、工場見学バーベキューガージェリー・ナイトと盛りだくさんの企画を用意しています。新年最初の企画は「ガージェリー新年会」です。1月1日現在、まだ余席があります。是非ご参加ください。

それでは皆さん、今年もガージェリーをよろしくお願いいたします。

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