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【along with her story】 ミュージシャン NIRE(ニレ)

GARGERYが似合う大人の女性アーティストにスポットを当て、思い思いのストーリーを語っていただいています。生演奏を楽しみながらガージェリー・スタウトが飲める日暮里のライブバー「BAR PORTO」でミュージシャンと待ち合わせました。

歌い手のエネルギーが溢れ出ているNIRE(ニレ)さんにお話をうかがいます。

万物を照らすように歌いたい

「こんにちは!NIREです。太陽にあこがれる歌うたいです!
なぜか?それは万物を照らしているからそう思うのです。対象は大きいです(笑)。生きている間ずっと、心にあることでしょうね。歌のスタンスは裸足の感覚で、ワクワクとハッピーをテーマにしています。 そして、衣装もそう心がけています。それは、生きている躍動感とか、日々の衝動とか、特に普通のことでも、すべて昇華してそのように表現していたいのです。」

「現在は、基本フリーでオリジナル曲やジャズスタンダードを主に歌っています。オリジナルはジャンルとかあまり気にしていません。なので、ポップスとかワールドになるのかなぁ。
老人施設から野外フェスまで各地いろいろと出演させていただいている他に、民放ラジオのアーティスト特集番組に出たり、大使館イベントに出演したりですね。関東での活動が多いです、もっと全国とか海外行きたいと思ってますが!先日はオーストラリアと日本の親日フェスでした。次はパキスタンフェスにもお声掛けいただいています。」

「バンド活動は、女子だけで編成しているジャマイカンジャズスカバンド「Callaloo(カラルー)」をやっています。」

自分自身のギフトに気づいた

-すごい、パワーを感じます!どうやって音楽と出会い、このエネルギーを身につけてこられたのでしょう?

「私は、奄美大島に生まれ 山谷に育ちました。音楽が好きで追っかけてきたら、歌っていたという感じです。歌いたくて仕方なかったみたいです(笑)。小さいころから耳と喉がいいかも?って思っていたんです。学校とか塾とかで音楽と英語の授業受けているとわかるんですよね。あ、これ私自身のギフトかもしれないなって。例えば英単語一つカタカナに読みにしても、Swingスイングじゃなくてスウィングとか、簡単なようで、懲りずにそういうこと気にしてましたね。後々英語の歌うたうようになって、それが役に立っています。今思えばそうやって気が付けたことが、きっかけなのかもしれません。」

「音楽は、ジャンル関係なく聞いていました。小学生のころ、校内の吹奏楽でフルートを選択しました。またエレクトーンも習いに行っていましたが、月謝が高いということで、とてもやりたかっんですが、断念せざるを得なくなりました。そのころは辛い事があると、言葉で表す能力もなかったので、部屋で音楽を聴いて歌ったり、詩を書いたり、絵を描いたりしながら過ごしていました。子供同士の喧嘩のえぐさだったり、大人の都合とやらをたぶん仕方がないと折り合いをつける手段だったのだと思います…。」

「中学校からは親に内緒でクラブに出向き、洋楽をさらに聴くようになりました。HipHop、R&B、Rock&Reggae、ゴスペル、House、Techno、Funk、シャンソンなどを聴きました。そのことから、Rapグループに入り歌担当でクラブに夜な夜な出ていました。」

「20歳のころ父親の勧めで、Jazzを聞き、歌の難しさ、旋律の美しさに惹かれ、Jazz箱に頻繁に通い、そこでバイトをしながら勉強をするようになりました。そのころ知り合ったメンバーでアコースティック土ポップ’ZAWADI BAND’(スワヒリ語:おみやげの意)を結成したんです。」

「同時に以前からアフリカ音楽に興味がありアフリカンダンススクールへ通いました。なぜかって、音楽の表現は演奏と、歌と、踊りができて一体なのでは!?と思ったからです。機会あってタンザニアでダンスと歌のレッスンを受けて、鼻血が出るような強烈な刺激を受けて帰国しました。」

「さらに日本でコンゴ人のJAGAJAGA氏との出会いがあり、アフリカ・リンガラ音楽に引き込まれました。気づけばJAGAJAGABANDのボーカルを務めるようになり、ライブハウスはもちろんのこと、野外フェスや大使館イベントなとに出演しました。」

「現在2つのバンドは休止中ですが、Callalooは活動を続けています。」

いつも、どこでも、ありのままで

-ミュージシャンとして心がけていること、大事にしていることを教えてください。

「人の前に出て表現することはとても恥ずかしいことであるし、だからこそそのまま「平気」で出せること、に日々挑んでいます。どこにいて歌っていても、それを出し続けられることが本当の個性だと思っています。」

「そして・・・、
祈ること。
その曲の絵を頭の中で描くこと。
他のミュージシャンの呼吸をきくこと。
首・肩の力を抜いて表現することが大切なので、リラックスする時間を設ける。
サーフィン、ヨガストレッチとか。
海のデトックス効果は絶大ですね。
山も行ったりしますよ。
行くたびに、わ~神様~!って自然に感謝しちゃいます。」

「これからもライブはコンスタントにやっていきますよ。オリジナルCD制作にも入るので、出来上がったら騒いでほしいです!(笑)オリジナルは、書き出すの大変。けど、それなりにリスナーから感想いただけるのは、歌うたい冥利に尽きますね!」

「お酒を飲むのは、いいライブを観ているときとか、自分のライブ演奏が終わった後ですね。音楽とお酒、これはなくてはならない永遠のコンビです。あとは下町が地元なので、お祭りで御神輿担いだりするんですけど、その時は青年部のみんなと飲んだり、友人たちとわいわいふざけあいながら飲むのが好きですね。お祭りとお酒もなくてはならないようです。

忘れられないお酒と言えば、80歳すぎたおじいさんから、「ニレちゃん、レパートリーふえたね、がんばりなさいよ。」といただいた一杯は沁みていますね。」

「ガージェリーは、ライブが終わって、ちゃんと椅子に腰かけて一呼吸して飲みたいです。だって何かしながらだと、せっかく美味しいのに半減してしまいそうで、もったいない気がする!実際、別所さんからビールの製造工程のお話し聞いたらなおさらですよ。」

-ありがとうございました!これからも、ありのままの活躍を期待しています!BAR PORTOのマスターも一緒に加わっていただき、もう少し音楽とビールの話を続けましょう….。

NIREさん近日のライブ(2018年8月)
8/5 浅草Jazz Janome(http://blue.ap.teacup.com/janome/
8/11 浅草橋 葦(https://s.tabelog.com/tokyo/A1311/A131103/13095958/
8/12 上野恩賜公園 噴水広場 パキスタン&ジャパンフレンドシップフェス
8/22 上野 Every Swing(https://every-swing.com/
8/23 昭島 フォレストイン昭和館 1階中庭ビアガーデン(https://www.showakan.co.jp/

その他、NIREさんの情報はこちらから。
NIRE HP→ http://niremusic.com/schedule
Facebook→ https://www.facebook.com/nire.linda

撮影協力:BAR PORTO

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