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【ガージェリー・スタウトと10年】「BAR AOTETSU」‐吉祥寺

GARGERYは、2002年の立上げ当初、ガージェリー・スタウト一品のみのビールブランドでした。3ヶ月以上の熟成の後、樽詰め翌日に冷蔵便で直接お店にお届けする無濾過スタウトビール。飲んでいただければ違いは明らか。ただ、当時全く無名だったこの〝黒ビール〟を採用し、お客様に説明しオーダーいただくのには、お店も相当な勇気と努力が必要だったでしょう。そしてそれを長く続けるには、ビールに対する強い愛情と、品質を維持する根気が必要です。

このシリーズは、ガージェリー・スタウト発売当初から、10年以上取扱いを続けていただいているお店を紹介しています。

住みたい街の隠れ家

住みたい街ランキングで必ず上位に入る街。駅周囲の、商店や飲食店が集まる繁華街、最近はサブカルチャーの発信地としても注目を集める個性的なお店の数々。若い文化に触れることができる一方で、昭和感漂うハモニカ横丁と老舗店舗、そして井の頭恩賜公園の豊かな自然。懐の深い吉祥寺の街の真ん中、駅南口から徒歩1分圏内の何気ないビルの3階に、静かな大人の空間が存在します。

エレベーターを降り、左を向いたところで、気持ちのスイッチが切り替わります。ここから先は、知っている“吉祥寺”ではないと。

少し背筋を正すような気持ちで、7mのローカウンターに沿って奥に進み席に着くと、目に入るのがガージェリー・スタウトのクラウンが取り付けられたビールタワー。こちらでは今から12年前、2006年の開業時からこのビールがサーヴされています。

温厚で誠実な雰囲気が漂うオーナーバーテンダーの粟生(あおう)さん。こちらの店名は、店主のお名前から取っているのだと気づきます。

ご自分の名前をつけた、まさしく、バーテンダーと一体化している空間で、静かに、丁寧に、角杯に注がれる濃褐色の液体。

ガージェリー・スタウトがカウンターの上に、一輪の花のように佇みます。

落ち着いていて凛とした雰囲気の当店のカウンターに置かれるドリンクやフードは、あたかも美術作品のようです。

そう感じるのには理由があります。当店はミニギャラリーにもなっており、書道家、画家、写真家などの作品が展示され、個展が開催されることもあります。

だから展示作品が生きるように店内の装飾はシンプルに抑制されているのでしょう。創作の息吹が漂う空間です。こういう場所だからこそ、ガージェリーが長く愛されているのだなと思います。

ゆっくり、リュトンを揺らしながら、吉祥寺の夜。いつか住んでみたい街です。

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こころまで満たすようなビールを届けたい

外飲みを、もっと楽しく、もっと魅力的にしたい

飲み手の人生に寄り添うような存在でありたい

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吉祥寺「BAR AOTETSU (アオテツ)」

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